【安全性対策】
注射部位への影響

注射後の対処

注射部位反応の多くは,数日で自然に消失します.しかし,皮膚の状況(注射部位反応の程度)により,ステロイド薬,抗アレルギー薬,抗ヒスタミン薬の外用剤や内服薬などの処置が必要になることがあります.注射後は,注射部位の皮膚症状の観察も重要です.

そう痒がみられた場合

  • ・注射部位を毎回変えることで回避が可能と考えられます.
    処置として,抗アレルギー薬を投与する場合があります.

紅斑,硬結する場合

  • ・皮膚の浅い部分に薬液が入ったことが原因と考えられます.皮膚の浅部は体外との接点のため局所免疫反応が盛んであることから,紅斑が生じやすいと考えられています.通常1週間程度で軽快していきます.

注射部位から出血する場合

  • ・皮膚の毛細血管の損傷が原因と考えられます.通常,2〜3分間の圧迫で止血できます. 出血した場合,注射後に止血されたか確認してください.

注射後の注意

  • ・注射後は注射部位を揉まないでください. 注射部位を揉むと,注射部位反応を増強させることがあります.

参考文献:Expert Nurse Vol.20,No.8 2004.6 臨時増刊号「注射・採血」 照林社 高田早苗編:エビデンスに基づく注射の技術 中山書店