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関節リウマチの定義

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関節リウマチは,関節を構成している滑膜(かつまく)という組織に炎症がおき,滑膜が増殖することによって関節の痛みや腫れが生じる病気です.原因は未だ不明ですが,遺伝的要因や,喫煙,歯周病などの環境要因の関与が指摘されています1).病気が進行すると,骨・軟骨が破壊されたり,変形したりします.しかし,関節だけでなく,皮下の結節(リウマトイド結節といいます),目の炎症,血管の炎症とそれに伴う神経障害や肺線維症など,関節以外の症状もみられ,「全身の病気」とされています.

日本の関節リウマチの患者さんは60〜100万人と推測されています.女性に多くみられ男性より4倍多く,40〜60歳代での発症が多いですが1),あらゆる年齢層で発症する可能性があります.
出典:
1)一般社団法人日本リウマチ学会. "関節リウマチ(RA)"(https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/kansetsu-riumachi/)(アクセス日:2023年5月22日)