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検査の種類とそれぞれの目的

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関節リウマチでは,関節の破壊は早期で進行が早く,また軽度のうちに関節破壊を抑えることが重症化を抑えることにつながると考えられています.関節リウマチの早期発見,疾患活動性の把握により進行させないようにすることが重要となります.そのためにも,検査は絶対的に必要なものです.

検査には,偽陽性,偽陰性などがみられることがあるため,いくつかの検査を診断されるまで繰り返し行うことがあります. また,治療中においては,薬の効果や副作用,合併症がおきていないかを確認するためにも,定期的な検査が必要となります.

▼ 表.関節リウマチの診断,症状の程度を確認する検査

血液検査 陽性の場合,関節リウマチの可能性が大きい
抗CCP抗体 陽性の場合,別の疾患である可能性が低い
炎症が強いほど数値が高い(短期間の炎症の指標)
炎症の程度を示す(長期間の炎症の指標)
X線検査 関節,骨の状態を確認する
関節液検査 滑膜からの滑膜液の分泌量や質を確認する

※ここに挙げた検査は一例です.実際は主治医の判断に従いましょう.