患者さんの医療費負担について(2023年5月現在)
- ・高額療養費制度では,年齢や所得に応じて, 1ヵ月(1日から末日まで)あたりに支払う自己負担限度額が定められています.
- ・事前に「限度額適用認定証」を申請すると,医療機関等の窓口での
支払いが自己負担限度額までとされ,一時的な支払いの負担を避けることができます.
- ・さらに負担を軽減する仕組みも設けられています(『多数回該当』,『世帯合算』).
- ・高額な医療費の支払いが必要である場合に,高額療養費が支給されるまでの間,無利子で当座の資金を借りることができる高額医療費貸付制度があります.
※申請方法や詳細につきましては,国民健康保険(国保)の場合には市区町村国民健康保険担当課,健康保険(社保・共済)の場合には,ご加入の健康保険組合にお問い合わせください.
- ・ベーチェット病やサルコイドーシスなどは,医療費助成制度の対象となる「指定難病」です.
- ・これらの疾患の患者さんで,重症度が一定以上の方や,軽症であっても高額な医療を継続する必要がある方※1が助成の対象となります.
- ※1 高額な医療を継続する必要のある方:
月ごとの医療費総額が33,330円を超える月が年間3回以上(例えば医療保険の自己負担割合が3割の場合、医療費の自己負担が10,000円を超える月が年間3回以上).
- ・「指定医療機関」で「難病指定医」による確定診断を受けたのち,所定の手続きを行う必要があります.
- ・認定されると「医療受給者証」が交付され,指定医療機関で治療を受けた場合に限り,医療費の助成を受けることができます.
申請(受理)から医療受給者証の交付までの間に指定医療機関でかかった医療については,還付が受けられます.医療費の領収書が必要となりますので,大切に保管しておきましょう(申請日から過去にさかのぼっての助成は受けられませんのでご注意ください).
指定医療機関および指定難病医,協力難病指定医については,お住まいの都道府県・指定都市のホームページなどをご覧ください.
参考:ヒュミラ®の治療にかかる費用*(2023年5月現在)
- ・風邪など感染症を予防するために,外出から帰ったら手洗いやうがいを心がけましょう.
- ・ヒュミラⓇの治療は隔週(2週間)ごとの皮下注射が基本です.注射日は忘れないようにしましょう.
- ・からだに無理をかけず,できるだけストレスのない生活を心がけましょう.
- ・治療中は「体調管理ノート」を活用して,体調管理に努めましょう.