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• 注射部位への影響：注射部位と皮下注射に関する注意

注射部位反応を誘発する危険因子として，不適切な注射部位，同一部位への注射の繰り返し，注射部位反応の既往のある部位への注射，薬液の温度，pHなどが挙げられています．

• ・注射部位は，腹部，大腿部又は上腕部を選び，順番に場所を変更し，短期間に同一部位へ繰り返し注射を行なわないでください．
• ・新たな注射部位は，前回の注射部位から少なくとも３ｃｍ離してください．
• ・皮膚が敏感な部位，皮膚に異常のある部位（傷，発疹，発赤，硬結等の部位）には注射しないでください．
• ・皮膚や衣服などで注射部位が刺激される可能性のある部位（ウエストラインや太ももの内側など）への注射は避けるようにします．

• ・注射の前後に約1〜3分間，冷罨法によって注射部位を冷やすことにより、薬液による皮膚への刺激を軽減することができます．
• ・注射後は注射部位を揉まないでください．注射部位を揉むと，注射部位反応を増強させることがあります．