【安全性対策】
注射部位への影響
注射時の痛みは,針刺入における皮膚の傷害による局所の痛み(針刺入時痛)と,注入される薬液の特性(温度やpHなど),化学反応による違和感,異物注入に伴う皮下・骨格筋組織の異常な感覚によるものと考えられています.
・注射針が適切な深さまで到達していないことが考えられます.
確実に皮下に薬剤を注入するためには,少なくとも5mm以上の皮下脂肪厚が必要とされていますので,つまみあげた指と指の幅が1cm以上ある場所を選んでください.
皮膚に対して30〜60°の角度で注射針を刺してください.