【安全性対策】
細菌性肺炎

肺炎の分類

抗TNFα製剤投与中の免疫能低下状態では感染症の発症や再燃の可能性があり,副作用として,肺炎などの重篤な感染症が報告されています.肺炎は原因別にのように分類されます.
日常,多くみられる肺炎の病原体には細菌,ウイルス,マイコプラズマ,クラミジアなどがあります.

▼ 表.原因別肺炎の分類

分類 病原菌 特徴
市中
肺炎
細菌性肺炎 肺炎球菌,インフルエンザ菌,モラクセラ,黄色ブドウ球菌など
  • ・通常の社会生活を送っている中で罹患した肺炎
ウイルス性肺炎 RS ウイルス,インフルエンザウイルス,アデノウイルス
非定型肺炎(ニューモシスティス肺炎,真菌性肺炎を含む) マイコプラズマ,クラミジア,レジオネラなど
院内肺炎 グラム陽性菌,緑膿菌,クレブシエラをはじめとするグラム陰性桿菌など
  • ・入院48時間以降に発症する肺炎
  • ・米国では院内感染症の15%を占め,死亡率は22〜30%と高く,病院感染死亡の60%を占める
  • ・日和見感染が高頻度
嚥下性肺炎 口腔内常在菌(連鎖球菌,嫌気性菌,グラム陰性桿菌など)
  • ・誤嚥により続発
  • ・高齢者及び術後患者に多い