【安全性対策】
細菌性肺炎

細菌性肺炎の症状と診断

典型的には急速に出現する発熱,咳嗽,膿性痰,全身倦怠,胸痛,食欲不振,呼吸困難などを呈し,末梢血白血球数増加,CRP陽性,ESR(赤沈値)亢進などの検査所見,胸部X線写真上に異常陰影を呈します.重篤感が強く,高熱や食事摂取不良により脱水症状がみられやすくなり,また菌血症から敗血症に至るとショック,急性呼吸促迫症候群,多臓器不全などを併発する場合もあります.一般に高熱が認められますが,高齢者やステロイド剤服用中の症例などでは,発熱を認めないことがあります.診断には,結核を含む抗酸菌症,真菌症(ニューモシスティス肺炎,アスペルギルス症,クリプトコッカス症など),薬剤性肺炎等の間質性肺炎などの可能性がないかを考慮する必要があります.

▼ 図.生物学的製剤投与中における発熱,咳,呼吸困難に対するフローチャート

図.生物学的製剤投与中における発熱,咳,呼吸困難に対するフローチャート

日本呼吸器学会(編).生物学的製剤と呼吸器疾患・診療の手引き.2014,p39
上記出典中の引用:関節リウマチに対するTNF阻害薬・トシリズマブ・アバタセプト使用ガイドラインを一部改変