【安全性対策】
ニューモシスティス肺炎

肺炎に関する抗TNFα製剤の投与上の注意

抗TNFα製剤による免疫能低下により,肺炎発症のリスクが高まる可能性はあります.しかし,投与前のチェックや処置,投与後の経過観察で,最小限に抑えることは可能です.

抗TNFα製剤の投与前の注意点

  • ・危険因子(ステロイド薬服用,高齢,慢性呼吸器疾患,糖尿病など)の有無を確認し,リスク&ベネフィットを十分考慮してください.

抗TNFα製剤の投与後の注意点

  • ・肺炎の症候に十分注意し観察を行ってください(参照).
  • ・特にステロイド薬を併用する場合は,十分な経過観察を行い,肺炎の症候に注意してください.
  • ・高齢者は発熱がない場合がありますので,十分注意してください.
  • ・PaO2などの急激な低下がみられたときは,必ず胸部X線検査を行い,診断を行ってください.
  • ・ニューモシスティス肺炎が疑わしい場合は,積極的に検査を行ってください.
  • ・β-Dグルカン陽性の場合は,治療開始を考慮してください.
  • ・患者に対し,次回来院までの経過中に異常を感じた場合,直ちに主治医に連絡するように指導してください.