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過剰なTNFαによる関節破壊メカニズム

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TNFαは細胞の表面にあるレセプターと結合して,シグナルを発信して炎症などを促します.健康な人の体内にもTNFαはありますが炎症反応はみられません.それは,体内で浮遊しているレセプター(可溶性レセプター)があり,これと結合して細胞表面のレセプターと結合できないようにしているからです.しかし,関節リウマチの患者さんの体内では,TNFαが過剰に作られるため,可溶性レセプターの量がTNFαの作られる量には追いつかず, TNFαは細胞表面のレセプターと結合が可能となり,シグナルは発信され,関節の炎症,関節破壊を促進させてしまうのです.

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