関節リウマチ患者さん向け
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関節リウマチは、類似した病気との鑑別診断が難しいため、検査結果とともに分類基準や診断基準を考慮して診断されます。
▼ 腫脹または圧痛関節数
大関節の1ヵ所 | 0点 |
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大関節の2〜10ヵ所 | 1点 |
小関節の1〜3ヵ所 | 2点 |
小関節の4〜10ヵ所 | 3点 |
最低1つの小関節を含む11ヵ所以上 | 5点 |
▼ 血清反応:RF,CCP抗体
RF,CCP抗体の両方が陰性 | 0点 |
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RF,CCP抗体のいずれか低値陽性 | 2点 |
RF,CCP抗体のいずれか高値陽性 | 3点 |
▼ 炎症反応
CRP,ESRの両方が正常 | 0点 |
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CRPもしくはESRのいずれか高値 | 1点 |
▼ 罹病期間
6週未満 | 0点 |
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6週以上 | 1点 |
(1)〜(4)までの症状が6週間以上続くこと
上記の7項目のうち,4項目以上にあてはまる場合を関節リウマチとする,とされています.
関節リウマチをより早期に診断するための助けとして,発症1年以内の早期関節リウマチの診断を目的に作成された日本リウマチ学会による「早期リウマチの診断基準」があります.ただし,これにあてはまるからといって必ずしも関節リウマチとは限りません.この診断基準に該当する患者さんは,詳細に経過を観察し,病態に応じて適切な治療を開始する必要があります.
以上6項目中,3項目を満たすもの