病院へ行く

リハビリテーション療法

このマークをクリックすると,用語解説が別ウインドウで表示されます.

3.リハビリテーション療法

リハビリテーションは,関節リウマチを発症した初期の段階から行います.関節リウマチでは日常生活に支障をきたしやすいため,運動療法はもちろん,生活における工夫などの指導があります.リハビリテーションは,「日常生活の指導」と「訓練の指導」の2つに分けられます.

  • (1) 日常生活の指導:
    日常生活全般において,生活パターン・生活環境の改善や関節を保護する動作などの指導により,全身や関節にかかる負担を軽くし,支障の少ない生活を送れることを目的とします.筋力を維持したり関節の拘縮を防ぐことも重要です.
  • (2) 訓練の指導:
    障害となっている関節の運動性を改善し,日常生活動作を高めることを目的として行われる運動療法です.運動の内容,スケジュールは患者さん個人によって異なりますので,専門医師あるいは理学療法士の指導が必要になります.基本的には毎日行うべきですが,痛みや腫れの強い日は回数を少なめにするなど,できる範囲で調節することも大切です.